「いつものように歩いていたら、床がグニャッと沈んだ気がする」
「特定の場所だけ、踏むとフワフワして気持ち悪い」
賃貸アパートやマンションに住んでいて、このような「床の異変」に気づいた時、真っ先に頭をよぎるのは「退去時の費用」のことではないでしょうか。
「これ、私の使い方が悪かったのかな?」
「退去する時に、床の張り替え費用として何十万円も請求されたらどうしよう…」
そんな不安から、管理会社に連絡するのをためらってしまう方は非常に多いです。
実は、賃貸物件における床の「ぶよぶよ」や「沈み」は、その多くが入居者の責任ではなく、建物の「経年劣化」によるものです。正しい知識を持っていれば、不当な高額請求を恐れる必要はありません。
この記事では、なぜ床が沈むのかという原因と、一番気になる「費用負担の境界線」、そして入居者がとるべき正しい行動について解説します。
【目次】
- なぜ床が「ぶよぶよ」沈むのか? プロが教える3つの正体
- 一番の不安。「修理費用」は入居者負担?それとも大家負担?
- 絶対にやってはいけない「放置」と「勝手なDIY」
- 管理会社・大家さんへの「損しない」連絡の仕方
- 【オーナー様へ】その「ぶよぶよ」、Rebloomなら部分補修で直せるかもしれません
- 床の異変は建物のSOS。早めの対処が資産を守ります
■なぜ床が「ぶよぶよ」沈むのか? プロが教える3つの正体

そもそも、硬いはずのフローリングがなぜ柔らかくなってしまうのでしょうか。これには大きく分けて3つの原因があります。
・1. 合板の劣化(パンク):最も多い原因
賃貸物件の床材としてよく使われる「複合フローリング」は、薄い木の板を何枚も接着剤で貼り合わせた「合板(ベニヤ)」でできています。
築年数が15年〜20年を超えてくると、この板を貼り合わせている接着剤が寿命を迎え、剥がれてしまうことがあります。これを建築用語で「パンク」と呼びます。
接着力がなくなると、板と板の間に空洞ができ、上から踏んだ時にその分だけ沈み込みます。これが「ぶよぶよ」の正体です。これは完全に「経年劣化(寿命)」であり、誰が住んでいても起こりうることです。
・2. 湿気・水漏れ:キッチンや洗面所周辺に多い
木材にとって大敵なのが「水分」です。
キッチン、洗面所、脱衣所などの水回りの床が沈む場合は、配管からの水漏れや、床下からの湿気によって、フローリングの基材(土台)が腐食している可能性があります。
木が腐って強度がなくなっているため、放置すると床が抜け落ちる危険性もあります。
・3. シロアリ被害:中がスカスカになっている
最も怖いのがシロアリです。
シロアリは湿った木材を好んで食べます。床の表面は綺麗に見えても、その下の木材や土台がシロアリに食べ尽くされ、中がスカスカになっていることがあります。
「ギシギシ」というきしみ音を伴う場合や、春先に羽アリを見かけた場合は、このケースを疑う必要があります。
■一番の不安。「修理費用」は入居者負担?それとも大家負担?

原因がわかったところで、やはり気になるのは「誰がお金を払うのか」という点です。これには明確なルールがあります。
・「大家さん負担」になるケース
基本的に、建物の維持管理は貸主(大家さん)の義務です。
先ほど挙げた「合板の接着剤の寿命(経年劣化)」や「建物自体の老朽化による配管の水漏れ」、「シロアリ被害」などが原因であれば、修繕費用は全額大家さんの負担となります。
入居者が普通に生活していて起きた劣化に対して、費用を請求されることは原則としてありません。国土交通省のガイドラインでも、経年劣化による修繕は賃料に含まれると定義されています。
・「入居者負担」になるケース
一方で、入居者の「過失(不注意)」や「故意(わざと)」が原因である場合は、費用を負担しなければなりません。
例えば、「お風呂の水を溢れさせて床を水浸しにし、すぐに拭かずに放置した結果、床が腐った」場合や、「植木鉢を室内に置いていて、受け皿から水が溢れ続けていた」といったケースです。
また、ピアノや本棚など、常識の範囲を超える重量物を置いて床が抜けた場合も、責任を問われる可能性があります。
■絶対にやってはいけない「放置」と「勝手なDIY」
「自分のせいじゃないなら安心だ」と思われたかもしれませんが、ここで一つだけ、非常に重要な注意点があります。それは「気づいているのに放置すること」のリスクです。
・「放置」は入居者の責任になる?
賃貸契約には「善管注意義務(善良なる管理者の注意義務)」というものがあります。簡単に言えば、「借りている部屋なのだから、異常があったらすぐに大家さんに知らせてね」というルールです。
もし、床がぶよぶよしているのに気づいていたのに、「退去まで黙っていよう」と放置し、その結果、床が抜けたり、階下の部屋にまで水漏れ被害が広がったりした場合、「報告を怠った」として、拡大した被害分の修理費用を請求される可能性があります。
「もっと早く言ってくれれば、数万円の補修で済んだのに」という事態を避けるためにも、発見次第すぐに連絡することが、自分の身を守ることになります。
・ホームセンターの補修材で隠そうとしない
「退去時にバレないように」と、自分で接着剤を注入したり、補修キットで直そうとしたりするのは絶対にやめてください。
プロが見れば、素人の補修は一発でわかります。また、下手に手を加えたことで原因の特定が難しくなったり、かえって状況を悪化させたりすると、本来は大家負担で済んだはずのものが、入居者負担になってしまうこともあります。
何もせず、ありのままの状態を見せることが最善策です。
■管理会社・大家さんへの「損しない」連絡の仕方
床の異変に気づいたら、管理会社や大家さんに連絡を入れる必要があります。しかし、電話でどう伝えればいいのか、不安に思う方もいるでしょう。
スムーズに話を進め、トラブルを避けるための「伝え方のポイント」をご紹介します。
・「いつから」「どこが」「どうなっているか」を具体的に
電話をする前に、以下の3点を確認してメモしておきましょう。
- いつから:気づいたのはいつ頃か(例:「1週間ほど前から」「昨日掃除をしていた時に」)。
- どこが:具体的な場所(例:「キッチンのシンクの前あたり」「リビングの窓際」)。
- どうなっているか:症状の詳細(例:「踏むと沈む感覚がある」「歩くとギシギシ音がする」「表面が波打っている」)。
これらを冷静に伝えることで、管理会社側も緊急度を判断しやすくなります。
・「普通に使っていた」ことを強調する
連絡の際は、「水をこぼしたり、重いものを落としたりした覚えはないのですが、普通に歩いていたら違和感を感じました」と一言添えるのがポイントです。
これにより、暗に「こちらの過失ではない(経年劣化の可能性が高い)」ということを主張できます。
また、可能であれば、沈む部分の写真を撮っておくのも良いでしょう。証拠を残しておくことで、後の話し合いがスムーズになります。
■【オーナー様へ】その「ぶよぶよ」、Rebloomなら部分補修で直せるかもしれません
ここからは、入居者様からの連絡を受けて「どうしよう」と頭を抱えている賃貸オーナー様・大家様へ向けたお話です。
「床が沈む」という報告を受けてリフォーム業者に見積もりを依頼すると、多くの場合「全面張り替えが必要です」と言われ、高額な見積書が出てくることがあります。
しかし、私たち株式会社Rebloom(リブルーム)の視点は少し違います。必ずしも「全面張り替え」だけが正解ではありません。
・コストを抑える「部分張り替え」や「重ね張り」
床が沈んでいる原因が「合板のパンク(経年劣化)」であり、その範囲が限定的であれば、その部分だけを切り取って新しい床材に差し替える「部分張り替え」で対応できるケースがあります。
また、下地自体に問題がなければ、既存の床の上から新しいフローリングやフロアタイルを張る「重ね張り(上張り)」を行うことで、床の強度を補強しつつ、部屋全体の見た目を一新することも可能です。これなら、解体費用を抑えつつ、リノベーション効果も得られます。
・原因の根本解決もお任せください
もし原因が「水漏れ」や「シロアリ」だった場合、ただ床を綺麗にするだけでは意味がありません。
Rebloomは、表面的なリフォームだけでなく、配管の修理や防蟻処理といった根本的な工事もワンストップで対応可能です。別の業者を何社も呼ぶ手間が省け、トータルの工期とコストを圧縮できます。
・適正価格で資産価値を守る
私たちは三重県桑名市を拠点に、愛知・岐阜エリアで活動する地域密着の工務店です。
大手のような多重下請け構造を持たないため、中間マージンをカットした「適正価格」での施工が可能です。「入居者のために直してあげたいが、費用は抑えたい」というオーナー様の悩みに、プロとして最適なプランをご提案します。
■床の異変は建物のSOS。早めの対処が資産を守ります
床が「ぶよぶよ」する現象は、建物が発しているSOSサインです。
入居者様にとっては「生活の不安」であり、オーナー様にとっては「資産価値の低下」を招く重大な問題です。
しかし、恐れる必要はありません。
入居者様は、過失がない限り費用負担の心配はいりませんし、オーナー様も、適切な業者を選べば、賢くコストを抑えて修繕することが可能です。一番のリスクは、お互いに遠慮したり面倒がったりして「放置」してしまうことです。
「ちょっと見てほしいだけなんだけど…」
「相見積もりでも大丈夫?」
そんな場合も、まずは私たちにご相談ください。三重県(桑名市・四日市市・いなべ市)、愛知県(名古屋市・弥富市)、岐阜県エリアであれば、フットワーク軽く現地調査に伺います。
原因を正しく突き止め、入居者様もオーナー様も安心できる解決策を、Rebloomが一緒に考えます。

